JIT本社力養成スクールは 中小企業の「モノとカネの流れ10倍速」のお手伝いをします。




①「株主資本主義」から「ステークホルダー資本主義(三方よし経営)」へ 
  官民揃って、価値観を転換する。

②「カネは溢れているのに、流れない長期デフレ」克服と「ポスト・コロナの分断
  されたサプライチエーン回復は、「量」より「速度」志向の生産性観とKPI
  (SCCC:サプライチエーン資金循環速度)によって実現可能。 
    
③ 具体的には、「支払いはより遅くが、自分は得」から、真逆の「
支払いは
  より早くが、お互いに得」に経営観を切り替える
ことがカネの流れ改善の鍵。
  ほぼゼロ金利の今、中小零細の資金繰りとデフレ脱出のチャンス。

④ 現在、手作業依存のオフィス事務の 「BtoB受発注関連伝票のQRコード化」に
  よる大幅省力と、令和5年10月開始のインボイス制度への自動対応の併せ技で
  我が国のBtoBデジタル化のインフラ構築を加速する。


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     <更新情報・お知らせ>
    (次頁リンク参照)
    「SCCC良くなりコンペ」成績発表 

 
先ずはコロナ前のスコアに戻し、改めて「カネの流れ10倍速」
 スタート!! 
(2021年度「税収は過去最高」というが、政府KPIとしては甚だよろしくない。
 <速度生産性>
「支払いはより早く競争」では、平均2019年度73日に対して、2023年3月で
  76日、まだカネの流れはコロナ前水準に回復していない。)


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<9/7 令和5年スクール例会第2回報告>
    Ⅰ 日時・場所:2023.9.7(木)14:00~16:30
      於 名城大学 天白キャンパス タワー1002 教室( ZOOM参加歓迎)
  Ⅱ プログラム                         
      ① 動画報告: 7/4 現場見学会報告 中小製造業のQR化改善開始 )
         オール手書き伝票の受発注業務QR化改善と今後の展開
        古川電機製作所総務グループ長  荒木雅広         
       (有)藤工業所  BP       伊藤直子  
      ② 藤工業所改善手順と今後展望)
        元デンソー(QR開発者)     野村政弘   (下記概要参照)
      ③ 10/1 に向けて:インボイス制度対応講習会実施報告 (リンク有り)  
         原国際技術士事務所長 BP  原浩之        
      ④ 解説:10/1開始インボイス制度をめぐるピンチとチャンス
         SCCC・リアルタイム経営推進協議会理事長 兼子邦彦 
         名古屋学院大学名誉教授 税理士  岸田賢次

 

 今回主題: 小規模事業向き「野村アプリ」 仕組みの概要(9/8 野村政弘配信)
     
 DX化につなぐ「オール手書きレベル注文伝票」のエクセル入力化とQR
    
Ⅰ 手書きに替わる入出力帳票 :  注文書  発注者台帳  進度管理表

Ⅱ出力帳票の概要とユーザーのワクワク効果

 手書きでなく、パソコンでエクセルに入力すると、客先図面ごとに納入日、並びにその構成部品である、今回仕入れ材料の発注日、入荷日、仕掛り日、完成日を自動で表示するプログラム。(これによって、手書きの発注書を作るために仕方なくデータをインプットし、黒板に発注書と図面を手で貼り付けていたのが、コンピューターやテレビ画面で何時でも、どこでも見られるようになる。

しかも一覧で何が遅れているかも直ぐに判断できる。今まで、いやいやだった?キー入力が自分のためになる、注文書も、自動で出て来る。感覚的には注文書作りというより、自社の仕組み作りをしているワクワク感になる。

テレビ画面にいつも表示されるとなると、それなら例えば、在庫管理も完成の情報を使えば自動で削除できたり、残材があれば完成時点で「残ったよ」と入力することも苦労せずに行えるようになる ! 

台帳では、入出庫、所在、残量、支払の進捗状況まで把握できる。たとえ、材料発注が不要な受注品であっても、その生産管理を一元化できる。従来、手作業、アナログで行っているホワイトボード貼付けなどによる生産管理業務を、情報入力で一覧化できる

 こうして、DX化の出発点が出来上がる。次には注文品の入荷時に QRコード一回だけの
読み取りで、検収現場のチエック作業の自動化がやれるようになる。そしてその情報は
入荷のリアルタイム情報であり、生産着手指示等、生産管理システム(MRP等)への連結
など、「流れ創りDX化」へとつながってゆく。

 Ⅲ 下請けさんへのBtoB対応
 今まで手書きで納品していた下請けも、発注者のワクワク体験が伝わると、共に同じQR
ードを
スマホの“くるくるアプリ”で読み込み始める
  発注側の注文書に入れて欲しい情報とか、別にこれも送って欲しいなどの新たな要望も相
互理解から生まれる。さらに進んで、下請け側でも出荷チエックなど現場ニーズに応えるDX
化も可能。
或いはここで、インボイス制度対応とオフィス改善を狙う「岸田アプリ」との併用も
力量次第で可能である。

 大切なことは、日本の商習慣、「月次バッチ」からの脱出。月末締めから、伝票単位の
締めへの切換えることで カネ・情報の流れ、資金繰りがガラリと変わる。



 

 

 
一口コメント
  兼子邦彦 SCCC協理事長 
  「日本経済新聞(2023/09/07)にも特集記事「動き出すインボイス」が掲載された。
  『インボイスは大変な騒ぎになるかもしれない。マイナンバーはひも付けが間違って
  いても懐は痛まないが、インボイスは実質増税になる」・・・国政を揺さぶる火種
  となり得る、と。』
 
    SCCC協議会としては、数年前から政府が主導するDADC契約・決済Pが構築す
  る「アーキテクチャ」にQR伝票の標準仕様を提案し「リファレンスモデル」とした。
   しかし、政府は中小企業庁・デジタル庁・デジタル田園都市国家構想等の「データ
  連携基盤」「Ouranos Ecosystem(ウラノス エコシステム)」とし、更に範囲を拡大し
  再度の調整が必要となった。2023年10月にインボイス制度がスタートするが、政府
  として何の対応も無い為、大混乱が予想される。一度インボイスの苦労を味わうと、
  岸田式「QR伝票」が喜ばれると思われる。

      (同感ですが、今回の野村アプリと岸田アプリの合わせ技で、中部地区モデルは、
  一層、「デジタル田園都市国家」に近づくのでは?―Kawada)


 
 伊藤直子  ー(有)藤工業所 実験実証担当 BP各位宛のメールよりー
     例会翌日メールでの野村様システム仕様書に対する伊藤様の所見       
   「野村様、皆様 野村様のアプリ概要を拝見させて頂き、とても感動致しました。
   受注管理のデーターを作れば、発注書がQRコード付きで出来てしまう。そしてその
   進捗状況まで把握できる。それはもうただQRコード付き発注書を発行するだけのア
   プリではなくて、今まさに当社がアナログで行っているホワイトボードでの生産管理
   の作業を一手に担ってくれるアプリではないかと思います。たとえ材料の発注がない
   受注品であっても情報を入力することで一覧化できる。
    こんな小さな町工場でもDX化へのハードルはそんなに高くないと思えました。」
      (狙うは、小規模事業のDX化。SCCC協の「山が動き始めた」感。ーKawada)

  岸田賢次
   財務は税理士に任せ、いつも月末に事務が残業するのは普通の風景だと経営者が思っ
  ているうちは、なかなか動かない。消費費税のおかげで事務負担が増えて、大変だとい
  っているだけでは、岸田アプリも普及しないと思います。事務負担の軽減で生じた時間
  で、社内の新たな課題の解決、付加価値増に時間が振り向けられるという、実感があっ
  て、初め動き出すのでは?
   たまたま、今回の消費税は、仕入台帳を電子化しないと仕入税額が確定できず、業務
  が大混乱することが分かっており、その機会を捉えて仕入台帳だけでも電子化したら
  付加価値増のきっかけになるということでスタートしたのが岸田プリでした。
   DX化を求めても経営者は、メリットが分からない限りは動かない。一部ベンダーの 
  生産管理プログラムが売れているのは、明らかに生産性が上がるメリットがあると錯 
  覚しているからです。
   (「DX化とは何か」の定義すら出来ていないのが、日本の官民DX化遅れの原因。
  錯覚で失敗し続けたのがの日本ITの歴史?。今回の藤工業の野村アプリには、錯覚では
  ない確かなワクワク感あり。野村アプリと岸田アプリの併せ技で、今度こそ成功する日
  本中小企業のデジタル化と「カネの流れ」を目指しましょう。ー補記 Kawada)

 
 大鹿秀正 (ESD21理事)
   zoomでしたが伊藤様が例会当日は、ハテナと不安そうな表情でした。しかし、
  直後からの野村様や岸田様、鈴木雅文様のメールでのやりとりと河田様のまとめで一歩
  ずつ前進していくイメージがはっきりしてきました。現場を一番わかって見える伊藤様
  と荒木様、そしてそれぞれの 専門でのエキスパートの岸田様と野村様がガッチリ手を
  握って、全体のグランド設計 (基本設計システム設計)のプロ河田先生が推進されたら、
  すごいこともできそうだと夢が膨らみます。
   ただ、標準化には関係者同士がお互いに相手の立場に立って、助け合い、支え合う
  ことが必須です。「鳥の目」の全体ストーリーで、全員参加で役割分担するチームワ
  ークも重要です。これまで既に育まれてきたSCCCの強みをぜひ発揮して頂きたく。

   河田信 
   「標準化」と「鳥の目」、まさに同感です。「虫の目」専門家各位の部分最適で
   まとまり難い日本のデジタル化。コロナ以後の企業にカネはあふれているのに流れな
   い(支払いがドイツより大幅に遅い)日本経済の病に、官民、経団連も責任はないか
   のようです。
    結論から言いますと、今回、「野村アプリのDX志向のQR化」と、「オフィス生産
   性とインボイス志向QRの岸田アプリ」の二本柱がセットとなって、我が国のDXの遅 
   れと”2025年の崖”を乗り超える救国策になるのではというワクワク感と緊張感を覚
   えます。
 結局、鈴木雅文様の先回の一口コメント「インボイスなど政府の決断に
   振り回されがちだが、我々の提案している岸田式、野村式のどちらも間接部門の工数
   削減とBtoBの生産性、付加価値向上の提案意義ををもっと強調 してもよいと考える」
   と全く同感。派遣社員化や賃金低迷ではなく、「雇用を守って付加価値向上」という
   当たり前の世の中目指しましょう。

      

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「QRコード化アプリ」の無料お試しを!
 当SCCC協議会では、二種類のQRコード化アプリの販売で、先ずは『1カ月の無料お試し期間』でのお試しを経て、宜しかったら正式購入頂く「BtoBのQRコード活用お試しプロジェクト」を開始しております。
 二種類のアプリとは「インボイス(適格請求書)への対応を含むオフィスの業務生産性を劇的に高める「岸田アプリ」と、BtoB検収現場のQRコードから、工場の生産システムまでワンス・インプットでつなぐ「野村アプリ」です。いずれも,我が国約350万社の電子化にまだ手の届かない、手書き・faxレベルの小規模事業者を対象として、①または②のお試しで
味を占めて頂くと、俄然、EDIや「流れ創りDX・AI化」に進む意欲が湧いてきます。

 
 正式購入価格:ビジネスパートナー(BP)がお試しのお客様と相談の上、下限1万円から上限価格の操作指導料も含めて、”上限価格1回ポッキリ20万円”の範囲内で、お客様のメリットを確保する、win-win の超格安で設定されます。 お試し期間の稼働での劇的効果に体験頂いたお客様には、次はお客様ご自身にも、BPの一員として、お知り合いの中小零細企業にアプリ導入をお奨め頂き、ワクワク連携の輪を広げて頂く「世のため、人のため」プロジェクトです。                          
                              Please click here
 アプリお試しの申込み先は、H/P 一般社団法人 SCCC リアルタイム経営推進協議会 (scccbsq.com)のトップページのメニュー 「QRコード アプリ申込み」から「申し込みフォーム」に記入・送信すれば、申込者への折返しメールに該当アプリダウンロードのURLが 記載してあります。このURLをクリックするとダウンロード画面が表示され、この画面からアプリがダウンロードでき、早速、お試しが開始できます。


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イベント報告:  

令和5年度 SCCC協議会会員総会  (資料 リンク参照)
   令和5621日(水)15:3016:30 於: 名城大学 T1002
     
 出席: 兼子、河田、岸田、野村、鈴木(文)、黒岩、坪井、荒木、
        
犬丸、寺浦、伊藤、大鹿、原(リアル+Zoom
        小島、兼子、伊原、廣瀬、笹倉
、河田(事前分科会6/9,6/13)
 
    第一号議案 令和4年度活動報告及び会計報告
      第二号議案 令和
4年度監査報告
      第三号議案 令和5年度活動計画案及び予算計画 
        

 令和5年 第1回スクール例会  (6/21  16:40~17:30(資料 リンク参照)
   ①会長挨拶(メッセージ),
   政府筋・経団連動向 (兼子)
     101日開始インボイス制度対応と「統合版アプリ操作説明書」(岸田)
      (QRコード化特許申請目的 兼 BPの伴走指導
用)
   ③ 
新年度活動計画より:検収現場QR化の意義と進め方 (野村)
    ④   7/4 藤工業所QR利活用現地見学に向けて解決課題進行状況 (荒木)
   ➄まとめ :「流れ創りDX」システム設計体制、JIT経営分析(河田)
     
  
「一口 コメント」より  
   
小島会長メッセージ
     「中小企業においてはパートナーシップ協定による「価格転嫁」が中小企業の体力強化
     を図る第一の矢とするなら、仕事量、資金量に恵まれている今こそ「決済の短期化
    (支払いはより早く)」は第二の矢です。以上二本の矢の支援の下、中小企業本来
     の使命・役割であるリードタイムの短縮に専念し、嘗て世界に誇った生産性を取り
     戻すことが出来ると確信しています。」


    兼子 SCCC協理事長「政府筋、経団連等動向より」)
       官民ともに、インボイス制度への対応は十分でない。某機関の調査によると、「紙の
     適格請求書で対応する」とした企業は50%以上もある由。このまま行くと混乱必至。
       私達は当初から、インボイス制度が開始される10/1を目標に、「岸田アプリ」導入を
     展開して来たが、それとは別に、10/1 以降に一度実際のインボイス対応で苦労した後
     での岸田アプリ導入という持久戦も必要となるだろう。
       先日、経団連「サプライチェン委員会」企画部会において、デジタル庁が政府調達
     システム(GIF)説明の際、「政府調達の問題は、消込み作業だ」としていたが、
     我が国の最大の課題はむしろ「支払いが遅いこと(金流が悪い))ことだ」と提言し
     たところ、デジタル庁(河野大臣)からも同じ指摘がされている由。
      ならば、了解。「支払いはより早く」の、中小の資金繰り改善を兼ねた、「BtoB
     流れ創り」を今や待ったなしで進めましょう。

     岸田賢次(名古屋学院大学名誉教授 兼税理士):中小経営者の皆さん !
   消費税、インボイス対応の実務では、次の点に気をつけましょう。税理士には早めに
   ご相談を。(税理士もよく知らない場合あり、要注意!)
      すべての事業者は「電子取引データの改ざん防止社内規定」を必ず作成しなければ
  ならない。理由:電子取引データを保存していても、社内規定がないと保存したこと
  にはなりません。
  ②    スキャナでデータ保存をする場合は「スキャナ保存規定」の作成が必要。
  ③    個人事業者は、廃業や免税税事業者に戻ろうとする時、手順、タイミン グを誤ると
  「みなし譲渡」に係る大幅消費税課税が生じます。特に今まで免税事業者(年商1000
  万円未満)だった人は要注意。一旦「課税事業者」を選択したら、届け出後2年間は免
  税事業者には戻 れません。課税事業者が、それまで事業用資産であった建物や車が
  「個人利用」になると、「みなし課税」の適用はなく大幅増税となるリス クがあります。
     日頃から、事業経費の課税区分をいい加減にしていると、土地売却などが発生した
  とき、仕入税額控除額が激減し、大幅増税となります。日頃からの正確な費用内容の
  把握に留意する必要があります

   荒木雅広 ㈱古川電機製作所 総務部長:QRコード付伝票の運用
    古川電機から藤工業所への発注は、基幹システムからのQRコード付伝票で運用してい
   ます。これにより藤工業所では、受注処理の飛躍的な事務作業時間短縮を実現しました。
    だが、藤工業所からの材料、工具、外注加工等の発注は手書き、FAXが現状です。
   「野村アプリ」によりQRコード付伝票での二次下請けへの発注に置き換われば、検収処
   理まで可能となり、仕入先双方、作業効率向上につながると思います。FAXのQRコ
   ード読み取りができれば、リアルタイムの運用ができます。藤工業所と仕入先、得意先
   が岸田アプリと野村アプリをそれぞれ導入運用することによって、QRコード機能が十分
   に発揮されると思われます。

 野村政弘:リネットジャパン取締役 (元デンソー QRコード開発者)
    DX化を推進し、SCCCの求める資金循環速度の加速化を実現できる決め手は「企業間
   取引伝票の「QRコード化」です。 BtoB
において注文書通りに出荷したか、入荷したかの
   「現場での現物確認作業」には確実さを 求められますが、いまだに目視でなされている
   ところが大半で、注文情報がFAXによるのが半数以上を占める日本中小企業の現状。
   これを一挙に解決出来るのがFAXでも送れる「QRコード」を発注伝票に印字しFAX送
   信し受け取った側では、それを読んでQRコード付きの納品伝票を打ち出すこと。これに
   より、受注・出荷側も発注・入荷側も双方それぞれの現場においてワンタッチで「現物」
   確認ができ、しかも出荷情報、入荷情報がそのまま「リアルタイム」で社内システムに
   送信可能となります。
    更に、支払いに関する伝票入力処理も、まとめて事務所で月単位で集計して、支払いも
   手形により「月バッチで行われるのも日本の現状で、これが、出荷・受入現場の作業工数
   削減をはばみ、仕入れ代金の支払い遅れ、更にIT化、DX化の大きな障害となっています。
   このリアルタイムの情報で、現場の悩みごとを解決しながら、DX、AI化も一気に進む。
  (実は、QRコードはこの「伝票の入力のワンタッチ化を実現する」ために開発されたものに
   ほかなりません)

  鈴木雅文(株)リーンランド研究所長
   今日は政府の決断に振り回されている状況が強調されましたが、我々の提案している岸田式、
   野村式のどちらも、間接部門の工数削減とBtoB、生産性向上の提案です。この点をもっと強調
   してもよいと考えます。


 
大鹿秀正:(ESD21 理事)
   今日はこれまでのSCCC協議会の活動内容と現状の課題がよく分かりました。 とくに、
  「SCCC値よくなりコンペ」はいいアイデアと思いました。コンペの参加者にはハッキリした
   目 標と進歩への励みがあります。もちろん「支払いはより早くがお互いに得」への発想の
  転換が大目標です。一例として
自動車業界と建築業界など業種別のスコアの違いが一目で
  分かるような工夫もあっていいですね。このような
見える化ツールがD X(経営者の意識改革)
  
を支えるはずです。次回以降のコンペ結果の進展が楽しみです

  
 
河田信:(SCCC協 副理事長): 皆様お知恵の 知恵の結集で、遂に 見えてきた流れ創りDX全体像

    
  

    

 

 



SCCC・リアルタイム経営推進協議会 令和5年度第1回 スクール例会
  日時,場所:2023.5.15(月)於 グローバルワイズ
  出席(リアル、Web+事前分科会) 兼子、河田、笹倉、荒木
     犬丸、大鹿 黒岩、野村、鈴木(文)
  プログラム (リンク)参照
   (1) 政府筋・経団連等動向 (兼子)
      
経団連「サプライチェーン委員会」としての兼子提案:「回収も支払
       も早く」するため政府調達の「金流を良く」する必要の指摘に対し、
       「デジタル庁」より「金流も考慮する(大臣からも言われている)」
       との回答。

    (2) 消費税、インボイス制度の一般動向 (岸田) 
      
タイムスタンプ対応の社内規定化など、10月1日開始に向け
       中小企業の対応遅れ気味。普及対策必要

    (3) 「QRコード」印字による検収現場での売上・買取り確定作業
                    
     (野村、鈴木)
     
  野村方式組み込み、ビジネス特許再申請へ  (岸田、河田
    
(4) 古川電機(全伝票QR貼付)& 藤工業所位置付けと課題(荒木
      図面検査の必要など、RPAルーチン作業自動化 野村方式、岸田方式と
       の組み合わせなど、課題確認後、BPによる藤製作所見学会を企画。
  
  (5) JIT経営本社力養成講座:速度生産性「SCCC」よくなり競争
       ポスト・コロナ期のDX・AI時代へ向けて産官学連携提案へ
   
(6)政策提言共同論文
      『
「生産知」「経済知」「会計知」の連携とポスト・コロナ期の「新
        しい資本主義」 ~ “支払いはより早く” 』 (兼子、河田) 
 
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   SCCC(Supply Chain Cash Conversion Cycle:
      =サプライチエーン資金循環速度)とは



















 







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 ◎そもそも「本社力」とは
 (リンク参照)
   生産性の奇跡(Productivity Miracle): 進め方と事例(リンク参照)
        誰でも分かる。分かると出来る。流れ創り短期成功の三条件 

  
 特集: 令和4年度スクールの優先課題  
    
中小企業の商流・金流、資金繰りの「中部地区モデル」展開
         一体、何がピンチで、何がチャンスか?

  
Q1: 「そもそも『中部地区モデル』って何?」 (回答:兼子邦彦)
 
「電子インボイス」の仕様はいずれ決まるとは思いますが、小規模企業が利用する
「紙インボイス」の仕様は決まらず、そのままインボイス制度に突入する約380万社の
 小規模企業
は手作業で対応する厄介なことになるのがピンチ。
  一方チャンスとは、先ず紙インボイスの仕様を適格請求書対応で決めて、QRコード
 付き伝票で、検収段階からモノと伝票の一致確認から、事務の自動化・省力化までを
 一気に先行させて、部分的電子化を進めるのが「中部地区モデル」。これで、従来の
 月次バッチではない、日々単位にデータ更新、売掛 買掛の入出金消込みなども、
 即時、自動処理する
など、スマートなバックオフィスが実現する。
 
Q2:「グローバルワイズ型」つなぐIT:決済を含む完全自動化とは?
    またそのための課題は?(回答:廣瀬賢次郎)

  「中部地区モデル」最終ゴールである「受発注から決済までB2B一気通貫の
   完全自動化の流れ」が目指すのは
     ⇒「入荷検品時のQRコード付き納品書によるモノとの照会 
     ⇒ 買掛金明細データ ⇒ 支払企業は買掛金明細データをもとに
       銀行への支払いを行い ⇒ 受取企業は入金照会時に振込金額と
       支払内容の明細をデータで受理 
     ⇒ 最終的に受取った支払明細と売掛金明細を突合して消込を行う
     という手順です。
   
   但し、これを実現する鍵として
「支払時の銀行口座振込手数料が、月一回
   払いのバッチ処理から、「都度払い」に切り替える
という、一見困難な課
   題が有ります。しかし、これも企業側の受発注処理のQRコードに対応す
   る
銀行側の一定期間内の多頻度無償振込み料を可能にする
小ロット化
   連携プレー
銀行の効率改善を含む市場全体がwin-winとなる、実体経済
   のカネの流れの加速で
、まさに「デジタル田園都市国家構想」の実現

  
つながります

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イベント報告
 
 産官学連携 JIT経営 本社力養成スクール 令和4年度第1回例会
2022. 6.28(火)於名城大学天白キャンパスT1003会議室 (リアルとWeb)

今回の主題:QRコード化の完成お披露目とインボイス制度対応セミナー

  

  
 
プログラム : (リンク参照
  Ⅰ会長挨拶 / 政府筋動向(骨太、DADC BtoG 政策提案)(小島、兼子)
  Ⅱ中部地区モデル(QRコード化)二種類のソフト実証実験完了と お披露目
    ・  古川電機 方式(自社アプリア有り型)  (荒木)  
    ・  アルゴメデス方式(自社アプリ無し型) (坪井、中尾、大内)
     ・ 中部地区モデル」販売業務手順     (河田, 鈴木)
  Ⅲ 令和5年10月 インボイス制度適用の課題と中部地区の対応  
       ~ バックオフィスの事務負担増のピンチをチャンスに~(岸田)
  Ⅳ ”ZED Iを活用して金融ED Iで、 決済まで一気通貫につなぐ” (廣瀬) 
 
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セミナ―参加者 の一口コメントより


 中小企業の70%は赤字決算です。そんなところでも市販会計ソフトを
 買わされています。中小企業の親父にはキャシュフローを良くしないと
 黒字倒産の危機がありますよといっても会計ソフトベースでは難しい。
ところが、今回紹介された「QRコード付きの伝票出力」は市販会計ソフ
トとは関係なしで伝票のやりとりを素早くできて
、現金回収にも寄与できる
のはないか。これはノーベル賞ものだと感じた次第。ー 税理士 岩水忠彦
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これからの業務負担が間違いなく増加するリスクに対し、それを解決する最
強のツール
を開発され、私共の業務で実証実験を頂いたことに、改めて感謝
しております。QRコード伝票を手にしたときの感動の生の声を、BPと
してお客様に伝えることで、コード付き伝票が日本で当たり前になることに
少しでもお役に立てたら幸いです。       ー(有)藤工業所 伊藤直子
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素晴らしい発表でした。特に、古川電機殿経由の藤工業所様の
「QR
コード付伝票」での
受入業務事例紹介は、これぞ開発者が当初狙った本
当の意味での「QRコード」の使い方。受入検品業務に於いて、① 入荷
情報の入力が即時にワンタッチで出来、②しかも、全く入力ミスも無く 
③ その上、入荷情報検索が即時に出来ること。
「中小企業では味わったこと
が無い程の驚き」とは、開発者としても、「やってよかった」と思える瞬間
でした。
 今回お披露目の方法により、中小380万社の
全ての取引伝票にQRコード
の印字
が可能となる結果、驚きと感動が約380万社に湧き上がることで、
「ホンモノのDX」の第一歩
が確実に踏み出せることです。」
        ーQRコード開発者(元デンソー)SCCC協議会 野村政弘
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 「セミナーの帰りに小島会長さんとも語ったことですが、岸田講演でのそも
 そもの「課金」や「税金」などの意義づけは、まことに理不尽ではないか
 と感じた次第。だが、その対応策としての「QRコード付伝票」は、確か
 に有力な武器だ。
  しかし、父ちゃん母ちゃんレベルの小規模企業で、今までオール手書き
 でやってきた社長に、いきなりQRコードを見せても、戸惑いや躊躇を感
 じるお客も結構いるだろう。そこで初顔合わせの顧客には、手取り足取り
 の「伴走型」の指導が重要だろう。そこで味を占めると、今度は口コミで
  勝手に広がり出すはずだ。 - トヨタ自動車相談役 栗岡莞爾
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「QRシステムお披露目おめでとうございます。これで「中部地区モデル」
が現実となりました。これまで、デジタル革命などに、縁の薄かった中部の
多くの中小企業がQRコードを媒介に、
低コストで簡便なシステムで横につ
ながり、BtoBの協同の輪が世に広がる
姿
,

   
 
 
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    (リンク参照
政策提言:ポストコロナ経済V字回復ーカネの流れ10倍速作戦
   (一社)SCCC・リアルタイム経営推進協議会 
         
会長  小島洋一郎 (小島プレス工業相談役)
          理事長  兼子邦彦(国連CEFACT・SIPS理事)
         副理事長河田 信(名城大学名誉教授・経済学博士)
  (本稿は『名城論叢』第22巻第4号 2022年3月』名城大学経済・経営学会
    掲載論稿の改訂版)   

日本技術士会講演 ~ 2022.4.28 15:00 於 日本技術士会中部本部

 政策提言:ポストコロナ経済V字回復を可能にする「新しい資本主義」
       ~「カネの流れ10倍速」と「知識の型の転換」~
    リアルタイム経営推進協議会 副理事長 名城大学名誉教授・経済学博士 河田信
 ⇒  講演要旨(プレゼンメモ) リンク参照 研究道場ページ
    
   骨子: 21世紀のポスト・コロナ経営は、本社・政府の 「現状維持バイアス」への反省力が鍵を握る。|新しい資本主義」の国の積極財政は、「サプライヤーへの支払いを、より早く」の補助線一本で弾みがつく。これに、「受発注伝票にQRコード貼付」の併せ技でDX、 AIを成功に導く 「経営士」と「技術士 」のコラボへの期待が大きい。   
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論考:SSMT(Smart Stock Market Trading)
    JIT経営分析とスマート資本市場
  ~流れ創りDXは、「現場」と「本社」と「社会」をつなぎ、さらに
  スマート資本市場へとつなぎ、全体最適「デジタル田園都市国家」へ~

      リンク参照  <研究道場>ページ 
    
  ROE(量)とSCCC(速度)のKPI連携で捉える流れ創りの実力
      新KPI ;売上高/SCCC リードタイム当り売上高 (野村政弘)
        「作ってナンボ」から「売れてナンボ」へ


リンク参照 <海外展開>ページ
   
スマート資本市場コンセプトの英文解説 米国含む 6社財務分析事例
    ポストコロナ対応の経済学、会計学、IoT・AIの統合に向けて

   
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B to G(政府力)への提言

 DADC/経産省/SCCC協議会 合同会議(2022.2.18 / 15時~16時
 出席 籾田(DADC)、田澤(経産省情報経済課)
    兼子、河田、岸田、野村、伊原(SCCC協議会)
 ◎成果・政府DADCアーキテクチャーに「QR標準伝票」をテーマに。
    ・今後、SCCC協議会代表として兼子がDADC専門委員として参画


IPA:情報処理推進機構 (Information-TechnologyAgency) は、IT社会の課題
  解決や 産業発展につながる指針を示し、情報セキュリティ対策の普及促進や、優
  れたIT人材を育成するための活動に取り組む経済産業省所管の独立行政法人。)
(DADC(Digital Architecture Design Center)は、さまざまなステークホルダー
  が参加して構築する複雑な社会システムの信頼性を高め、自律的なイノベーション創
  出を牽引するべく設立されたIPA傘下の組織。)
              
   「DADCアーキテクチャー」とは

  
SCCC協議会の提案
   ・ QRコードを適格請求書等に付加することを狙う。
   ・ 約380万社の小規模企業もQRコードを通じて部分電子化に移行
   ・ 適格請求書対応標準伝票からデジタル化を通じて、DADCに統合。


ESD21新春講演会(2022年2月21日(月):15:30~17:30 (Zoom開催)
      <講演2>兼子邦彦(SCCC協議会、ITコーディネータ)
   
「政府最新DXの動向等と中部地区モデルの全体像(案)」リンク参照      

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 SCCC・リアルタイム経営推進協議会  
      
国内特許取得しました

特許査定取得 2021.3.30 (特開 2018-106283)
発明の名称:
 「リアルタイム貸借対照表システムおよび資金循環環速度評価プログラム」

 出願者:SCCC・リアルタイム経営推進協議会  発明者:小島洋一郎ほか3

    骨子 : に基づいてリアルタイムに貸借対照表を更新し、「量志向」から「速度志向」への生産
  性思考の転換(リードタイム短縮と資金循環速度改善 )を促すKPIで、流れ創り志向のDX構築

 特許活用法 :「流れ創り(カネの流れ倍速)」プロジェクト に協業戴くBP(ビジネスパートナー)
   コンサル 企業に 特許実施権無償提供 + 伴走型連携コンサルで成功例創出+社会貢献

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